パパ活女子のブーム
2015年ごろからパパ活女子なる言葉が出現しています。
パパ活は売春や風俗とは異なり、基本的には肉体関係を持たないことが条件です。
若い女性とお金に余裕のある男性がデートの契約をし、美味しいご飯や旅行につきそう代わりに、対価として大金をもらうと言うシステムです。
若い女性の夢を応援するもの、男性のファッションセンスのお手伝いのなどと説明されていたりしますが、要はキャバクラやホステスの個人営業と変わらないように思いえます。
見た目も特徴的で大抵は40~50代の男性と、20代女性の組み合わせです。男性側はありふれたスーツやシャツ姿、女性の側はパフスリーブやオフショルダーのトップスに、フリルのついたショートパンツやフレアスカートを合わせ、ストラップのついたパンプスを履き、マイケルコースやフルラといったそれほど高価でないブランドバッグを持った「女の子らしい」格好が目立ちます。
彼女らは10代末から20代前半にかけて、金銭的パトロンとしての”パパ”を見つけ、デートのたびに数万をもらい、そのお金を学費や生活費、ブランド用品などに注ぎこむ傾向があります。
同級生の男子では物足りない
当然のことながら、そんな生活を送っていれば金銭感覚が歪んでいきます。
自ら汗水垂らして働くことなく、3時間ぐらいデートに付き合えば美味しいご飯に加えて数万円が手に入るために、時給1000円のアルバイトなどバカバカしくなってしまします。
また、相手の男性の多くは、金銭的に余裕がある経営者や医者、あるいは裕福な家系の御曹司もいます。
10歳~20歳以上も離れていれば、人生経験も豊富で落ち着きスマートな関係です。
彼らと付き合いを続けていれば、同世代の男性が物足りなくなるのは目に見えてきます。
同世代のまだ何も築き上げていない男性らは、彼女らの目にはきっと、落ち着きもなく金銭的余裕もない若造に映ります。
同世代の恋人が背伸びして連れてこうというお店もきっと、既にクリアをしてるので2人だけでのドキドキ感などはないでしょう。
パパのぉ金は自分の金
パパ活女子とは一見するときらびやかで羨ましがられるような存在として、女子の目には映ります。
しかし実際のところはシビアです。
うまく現実社会とパパ活は別物だと考えることができる人なら大丈夫なように見えます。
しかし、人によっては若さが大金と取引される環境に徐々に慣れていき、「男性から奢られること」「金銭的報酬をもらうこと」「タクシー代に数万もらうこと」などが当然の感覚になります。
若い時期に稼ぐ力を身につけず、若さ頼りに贅沢三昧をし続けたパパ活女子の末路は暗いです。
ましてや武器の若さはいずれは失われる資産です。
若い頃は若く美しいということ、ただそれだけでちやほやされていたものが、徐々に誰も見向きをしなくなります。
20代後半までに、若気のいたりとしてパパ活から戻って来ることができたらまだいいです。
しかし一度狂った金銭感覚と、”人の金は自分の金”、”付き合う人のステータスは自分のステータス”などの勘違い甚だしい価値観にどっぷりと使った女子はその後の人生を迷走します。
まともに仕事する力がなく、金銭感覚も崩壊していくでしょう。
また「結婚しても贅沢させてくれる人じゃないと無理」と言う雰囲気に婚活市場でもまともな男性に敬遠されます。
パパ活女子の末路として4タイプ

■結婚。20代前半まででパパ活稼業から足を洗って、普通に就職し、普通に結婚する。
■女衒化。別の若い子を紹介し生贄にすることで、パパに価値を提供し続けること。
■愛人化。抜けようと思っても負のスパイラルから抜け出すことができず、愛人として定着する。
■闇化。精神を病む。まるで若さだけ吸い尽くされたかのように生気を失う。
パパもパパ活女子もお互い成人しているのであれば、とやかく言う必要はないです。
若い女の子はその綺麗さを保つのに、多大な努力をしています。ジムにヨガ、エステ、食事への気遣い。金銭的パトロンが欲しくなります。
パパが夢を応援するために援助をすることが悪いことではありません。
パパ活もある種のビジネスなの一面もあります。そう考えるとパパ活女子は自らの力でお金稼いでいるとも言えます。
そして一人の男性が、女の子の将来を思って金銭的パトロンを辞めたところで、女子にその気がなければ次のパトロンを探すだけです。

お金、性欲、見栄…それらが絡むと人はどうしたってどうしようもないんだな。
一度甘い味を占めたパパ活女子は、欲が渦巻く東京の街をさまよい続けます。