子育て費用の膨大さを把握しましょう!

仕事/副業のぉ話

子どもひとりを大学卒業まで育てたらいくらかかるのかでしょうか?

幼稚園から大学卒業まで「すべて国公立の場合」で約1020万円、幼稚園から大学卒業まで「すべて私立の場合」は約2500万円の学費がかかると言われています。

非常に大きな額ですよね。

なお、この中には日々の生活費、食費などは一切含まれていません。個人差が大きいのですが、22歳までの学費以外の生活費等は1000万円〜1500万円と言われています。これが学費に上乗せされます。

 いくらくらいかかるのか、今から目安をつけておくと安心です。

教育費は、子どもが4~5歳になれば幼稚園、7歳で小学校、13歳で中学校…とかかる時期が決まっています。いくらくらいかかるのか、今から目安をつけておくと安心です。

幼稚園~高校に必要な総費用

幼稚園~高校までの費用は下表のようなものになりました。これは「学習費総額」と呼ばれる、入学金・授業料に加えて、制服・教科書の費用、給食費、遠足などの費用など、「学校に対して支払うお金」をすべて勘案したものです。


※参考:『子どもの学習費調査』より

高校までの費用は、進学先が公立校か私立校かで大きく異なり、2~4倍の差が出てきます。特に6年と長く通うことになる小学校において、両者の差は歴然です。

大学にかかる学費

大学生活にかかる費用は、国公立なのか、私立なのか?」、「どの学部や学科に進学するか?によって左右されます。
大学に納入する学費は、国公立では文系と理系でほとんどかわりません。同じ文系でも、私立と公立とでは約160万円の差が出てきます。また、私立の理系に進んだ場合には約800万円ものお金がかかってきます。データにはありませんが、医学部に進んだ場合は6年間で1000万円以上かかると言われてます。


参考:『教育費負担の実態調査』より

子どもが自宅から離れて一人暮らしする場合、ほとんどのケースで仕送りが必要になります。東京私大教連の調査によれば、首都圏の私立・短期大学生への仕送りは月平均8万9,500円間で107万4,000円4年間で429万6,000円の計算になります

◆小・中学生の学校外での学習活動

◇何らかの学習活動をしている割合

実施状況として小・中学生全体を通じて、学校外で何らかの学習活動(学習塾、家庭教師、通信添削、習い事)をしている子どもは、全体の80%前後。小学生では、そのうち約40%前後が複数の学習活動をしています。

◇学習活動の内訳

小学生では習い事が圧倒的に多く、全学年で3人に2人以上が通っています。中学になると、習い事の割合が下がり、学習塾に通う子どもが増加。中学2年になると塾に通う子どもは全体の50%を超え、中学3年では65.2%まで増えます。

逆に、通信教育で指導を受けている子どもの割合は、小学校低学年が最も多く、2割を超えますが、小学4年~中学3年にかけては15~20%にとどまっています。

学校外活動の費用

「学習形態別」のグラフを裏付けるように、公立・私立とも、小学校では習い事にかける費用が多く、中学になると学習塾や家庭教師にかける費用が増えています。

また、習い事、学習塾、家庭教師等とも、私立に通う子どもの方が公立に通う子どもよりかける費用が多くなる傾向があります。中学になると、公立に通う子どもの方が学習塾にかける費用が多くなるのは、私立の場合、高校受験が不要なケースが多いことなどが考えられます。


参考:『子供の学習費調査』より